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今でも憬れる。

ここ数ヶ月で大好きなサイトさんがぱたぱたと閉鎖なされていきます。
心の底から惚れ込んでいたサイトさんが区切りをつけて閉鎖なさっていくのをしみじみと見送ります。

たった一枚の絵で号泣した事があります。
たった一文で打ちのめされた事があります。

お会いできた奇蹟に感謝し幕引きに礼を送り心揺さぶる時間をくれた方々にありがとうございました、お疲れ様でしたと大きくエール。
イラストサイトさんも、文章サイトさんも、本当にお疲れ様でした。
何年も前から追っかけていた方が居なくなるのは、本当に寂しいものです。あれほどの絵に出逢うことは本当に稀だと思うのです。
この方が居なければ未だに知らない出会いが沢山あったろうなあ。
サモンナイトとかもう特に。

サモンと言えば1と2が、DSに移植されるそうで。携帯メールで○後山脈を越えて速報が届きました。
……………お願いだから嘘だと言ってばにー………!!(吐血)
私の血を吐くような叫びに友はずがしゃーん!と写メをおくってきました。ば、ばか……!!ばか……!も、トウカシもネストリ大好きだ……!(うあああん)

以下自棄とばかりにサモン2小話。恐らくネストリ。ネタバレ御免!
このブログは本当に節操がないのですしょぼん。明日辺り彩雲国の百合姫ねたがのっていても私は驚かない。(予想外に凄い可愛い人だったよ百合姫…!そして夫は予想以上に駄目な人だった!)





過去より続く罪と罰。

胸を焦がした感情の名は。

ちっぽけでがりがりに痩せた子供が、感情を排他させた顔で見上げてきた。
人形如くの表情の無さが、まるで鏡写しのようだと思った。

黒紫の瞳はもっとすんでで、真っ直ぐそらされることは無かった。

クレスメント直系のサプレスの力を受けし黒紫。乾いた唇からもれ出た運命を律する一族の声紋。

一目でわかった。過去より連なる罪と罰を背負い続ける今生の末裔。たった一人の片割れなのだと。



「トリス……!!」
叫んだ声は半ば悲鳴にも似て。辛うじて名前になったが、その声が自分のものだったのか他の仲間のものであったか、ネスティは未だに思い出せない。
ただ、目の前で胸元からばっさりと切り上げられたトリスが宙を舞って仰け反るように倒れこむのを、コマ送りの正確さで彼の瞳は捉えていた。鮮やかな血の飛沫が上がったのは一瞬だったのだというのに。


デグレアから聖王都へと帰る道すがら、行く道の先はいつの間にか野党に囲まれていた。昨今の世情の不安からなのか、野党に身を落とし、強盗まがいの事件が頻発するのはデグレアとの戦争が宣言されてからというもの多くなった気がする。街道沿いをぞろぞろ大人数で歩いていればなおさら良い目標となっただろう。
それでも、これまで数々の、最前線を潜り抜けてきた彼らにとってそこらに屯しているような統率も何も取れていないならず者など敵ともなりえないはずだった。
だが、デグレアでの衝撃の事実を知った直後だったことと、それでも生きて静観することが出来たための安堵感に、降り積もった疲れが出ていたのは事実だった。そして、周りを囲んだ野党たちが、恐らくは軍属崩れの――統率が在る程度取れた、戦闘慣れしていたことも災いの要因の一つとなったのだろう。
こういう敵は頭を潰せば後は簡単、蹴散らすのみだ。彼女はそう言い切って魔力を秘めた短剣を手に最前線へと切り込んだ。
いつものことであるとはいえ、兄弟子の声に耳を貸さずに。
煌く刃が魔力を帯びて召喚を行使する。あたりをなぎ払う暗黒剣が出現し敵の前線にプレッシャーをかけた。その瞬間の出来事だ。無茶な妹弟子サポートをするため側に居た兄弟子が気が付くよりも、斬り込み隊長として前線に居たフォルテがかばおうと前に出るよりも先に、敵の矛先が死角となったトリスの下方から彼女の胸元を突き上げた。
音という音、全てが小執拗な気配。殊更ゆっくりとしか進まない視界。己が罪の証として纏う紅い外套のような鮮血が放射状に散っていった。
そのまま後ろに倒れこむ華奢な体に反射的に走りより腕を伸ばすが、意識を飛ばした体はには数歩届かずネスティの腕には堕ちてこなかった。ざりっと音を立てながらごつごつとした地面に遠慮会釈なく叩きつけられるように倒れ伏す。
「トリス……!!」
泣き出しそうな悲鳴が後方で聞こえる。次いで数人が駆けつけてくる音。
トリスは良くも悪くも戦闘の切り札だ。調律者として目覚めたばかりの強大な魔力をすべるにはまだ危うく若い、けれど絶対前へと進むのだという苛烈にも似た精神力は仲間内の誰もが、多かれ少なかれ影響を受けた。最後まで諦めない闘志に、仲間を信じる強い心に誰もが伝わり広がっていく、彼女は戦闘の『柱』だったのだ。
普段は前線にめったに出ないアメルが位置もにも無く駆け寄ってくる。傍らにはロッカが付き添い遠距離から降ってくる弓矢をアメルを引き寄せ或いは交わし、槍の穂先で叩き落しながら素早く前線へと移動をしてきた。
傍目から見ても、あの攻撃は致命傷だと思われたのだろう。悲鳴を出す暇も無く倒れた体は酷く華奢だと今更ながらに思った。
「この、馬鹿……!」
悪態代わりに魔法杖を構え、あたり一体を吹き飛ばす突風を生み出すウィンゲイル召喚の言の葉をつむぎだす。
八つ当たり気味にがん、と杖の先を地面にたたきつけ目を閉じ、その一瞬のうちに驚くべき速さでロレイラルの召喚獣が異界の門より現れた。融機人である彼のロレイラルの召喚術に対する順応性は驚くほど高い。調律者である少女を上回るほど、早く、正確に協力無比な術が異界よりの力を顕現させる。
跪いて片腕でトリスを引き寄せ、魔法の範囲を広げ、閉ざした目の奥で召喚術展開の術式を描く。何も見えなくなった視界には濡れた感触が酷く鮮明に伝わった。抱き寄せた手のひらに伝わった、華奢な肩にじわりと沁みる冷たいぬるりとした鉄さびの匂い。普段煩いほどに快活なのに、今はうんともすんとも言わないまま横たわる妹弟子。
敵はまだ半数は残っている。けれどトリスはここから動かせない。前線を維持しなければならない。癒しの力を持つサモナイト石を持ち合わせなかった迂闊さに、ネスティはぎりりと歯を咬み締めた。だからせめて、名にしおう天使の力を持つ少女が、アメルたちが、此処へ来るまで。


「くっそ、切りがねえ」
悪態をつき片目を眇めて、フォルテが薙ぎ払おうとした敵を次の瞬間容赦なく正確無比な弓矢が貫いた。たあんと見事な弧を描き的に命中させたのは彼の相棒で在るケイナだ。
「此処は良いから、トリスたちのほうに集中なさい!」
自分の脇をぎりぎり掠めて次々敵を牽制していくその手腕に、いつもの事ながら感嘆しつつ、フォルテは軽く苦笑して、たっと素早い身のこなしでその場を離れた。軽く上げた手のひらをひらひらふって礼にかえる。素直にありがとう何て言おうものならそんなことよりさっさと行けと檄ならぬ、弓矢でも飛んでくる可能性が高かった。
「ネスティ!あんまり動かすなよ、倒れるとき頭打ってるかもしれん!」
がいん、と激しい鋼のぶつかり合う音があまりに近くでする。接近してくる敵の全てを背後に二人をかばいながらフォルテが一気に相手をしていた。頭部への殴打は下手に扱えば時に命に関わるほど危険な事態を齎すと、接近戦を得意とするかの戦士は熟知している。
「解ってる、少しの間そこを維持してくれ……アメル!」
関節が白くなるほど握った杖に八つ当たりを込めて、その名を呼ぶと栗色の髪を靡かせて走り寄ってきた少女が、泣きそうな切羽詰った顔で、スカートの裾を構いもせずにトリスの側に跪いた。白い服が引き裂かれ、赤黒く染まり、青の派閥の召喚士であることを意味する赤い十字が無残に引き裂かれた後を見つめて華奢な手のひらが息を呑んで、悲鳴を押し込みながらでもあるかのように口元を押さえた。力なく投げ出された足も腕もぴくりとも動かず、凄惨な姿にアメルは真っ青になった。トリス、と震える唇が呼ぶけれど声にはならず、僅かに空気を振るわせるだけだ。それでも今は動揺している寸隙すら惜しかった。だから聡い少女は大きく頭を振り払うと、涙を目にたたえたまま、そっとトリスの額に触れ、乱れた髪を掻き分けてやりながら、淡い燐光を放つまるで幻のような天使の羽をその背に出現させた。その光が傷ついた細く華奢な体ごと、トリスの全身を包んでいく。
本格的な癒しが始まれば、自分に出来ることは後は何も無い。
ガラスの奥の瞳がすっと戦場を冷ややかに見渡した。敵はまだ多数残っている。前線に立つのはフォルテと、いつの間に合流したのか剛剣を振るい敵を薙ぎ払っていく彼とは対照的に、一部のすきも余計な動作も全く無い、冷徹に敵を屠る忍の匠が並び立ち、その双璧を、正確無比な射撃で次々と敵を撃つ、ケイナの弓矢が援護する。だがその後ろに実戦の役に立たない負傷達を抱える戦況は、お世辞にも良いとは言いがたかった。
各々の強さは疑うべくも無いが、何せ数が違いすぎるのだ。
ふわふわとやわかな暖色でも色づいたような真白の光が、凄惨な線上の空気を場違いなほど柔らかく包む。意識をなくしたまま、その光に照らされている少女は安らいでいるようにも見えた。けれど線の細い体に走る、袈裟懸けに切りつけられた鮮血はまだ無くならない。痛々しい赤を、ネスティの瞳が静かに見下ろしていた。
華奢な体をそっと下ろすと、手のひらにはいつの間にかべったりと鮮血が付いていた。
少女の体を廻る命の源ゆっくりと手のひらに沁みる。滴るのは紛れも無く、トリスの命を支える血液だ。感覚が希薄になったような仕草でゆっくりとネスティは指を握り締めた。
「面倒な…」
緩慢に呟き立ち上がりながら、鬱陶しくその腕が、外套を翻らせた。
「ネスティさん?」
術を使って守備が手薄なアメルの守りに終始していたロッカが、不思議そうに顔を向けた。妹弟子を彼が何より大切に思っていることなど仲間の誰もが知っている。其れがどんな意味の思いなのか、知らないのはかの少女だけだろう。その少女がこんな状態に在る今、華奢な体を自分から離して、立ち上がる気配を見せたネスティを不思議がるのも無理は無かった。
「……アメルはその馬鹿の癒しを頼む、動かせるようになったら安全なところまで取りあえず運んでやってくれ、ロッカ」
妹弟子のことを今まで人任せにしたことがない(気がする)兄弟子のとんでもない発言に、同郷出身の幼馴染でこちらもまた兄妹のような二人が驚いたように瞠目した。
「ネスティさんはどうするんです?だって、トリスは……」
言いよどんだアメルに、無表情なネスティの感情は読み取れない。けれどその瞳がいつもより酷薄に見えるのは何故だろうか。
「僕は後から行く」
それ即ち、後続に残り傷ついた彼女たちの戦場離脱を援護するしんがりに残る、ということを言外に意味していた。
「ネスティさん!?」
「後ろには僕が残ります、もう魔力も殆ど無いでしょう?」
飛んできた矢を槍の穂で弾き飛ばしながら、ロッカが焦ったように言う。はっきり言って魔法が使えない召喚士を戦場に残すのは危険がすぎる以上に、逆に足手まといになりかねない。
ロッカの焦燥を解りながらも、ネスティは自分の状態を冷静に確認する。確かにと、握り締めた杖から魔力の残量を測ると伝わる波動は、酷く心もとない物だった。恐らくもう殆ど持つまい。
召喚士は自身の力を限界を知っていなければならない。それは時に己の実力不足という辛い現実を伴うが、判断を誤れば破滅にも繋がる。強い精神力と魔力を伴わねば行使出来ない召喚術を暴走させかねないし、何より魔力が尽きれば召喚士は戦う術を失うのだ。
冷徹なまでに冷静なネスティは、そのことを良く識る。過去から受け継がれる記憶にからもその重要性はわかる。
自分の力は決して弱くは無い。けれど、限界を知らぬほど無尽蔵なわけでも、また無鉄砲なわけでもない。動けなくなるほど召喚術を使い果たして勝利を得られても、身体を壊しては意味が無いのだ。
くしゃり、と乱れた髪を掻き揚げながらも、酷薄な視線はトリスを傷つけた野党たちから決して離れなかった。
すっと細める視線の中に、氷の冷気をはらんだ光が走って消える。
触れれば切れそうな雰囲気を纏いながら、砂を含んだ風に身をさらし、臆することなく無造作なまでにネスティは戦場へ足を進めた。
「ネスティさん!」
声と同時に、ネスティはその場に足を止めるが、それは別に静止を含んで呼ばれた名前に耳を傾けたわけではなかった。利き手が持つ彼の命綱とも言える魔法杖が振り上げられ、大地に音を立てながら突き刺さる。杖から何の躊躇も無く、手を離せば、そこには主においていかれた杖がぽつんと立っているだけとなった。乱雑な動作で手放した杖の代わりに大地に腰を屈め無造作に手に取ったのは先にトリスが、取り落とした魔力を秘めた短剣だった。かしゃんと冷たい金属音が響く。
本来自分に求められるものが強力無比な召喚術であることはわかっている。己の適正もそちらに向いているのだと理解している。瀟洒な飾りの彫りこまれた華奢な短剣の握りに沁み込んだ血を、ネスティはそっと見下ろす。冷たい柄の感触は久しぶりだった。
「……仕方が無い」



無造作に短剣を拾い上げたネスティが、たっと地を蹴って走り出した。風を孕んだ赤い外套が砂塵の中で翻ると、前線で敵を次々叩きのめしているフォルテが一瞬目を丸くした。
「おまっ……何してんだ、戻れ!」
振り向きざまこちらに突っ込んでくる彼に、怒鳴りつけながらフォルテは手の中の剣を振るった。鈍い手ごたえに、吹っ飛んでいく敵のかえるのつぶれたような声が重なる。邪魔だ、といわなかったのは保護者の立ち居地に比較的近い場所に居る――特にとリストの関係をはたで見ていると本当に保護者になった気分になる――彼らの、親心、だろうか。
だが、フォルテの声など聞かないまま、魔力を秘めた短剣の柄を構え、ざっと砂を鳴らしながらネスティが立ち止まり、同時に彼の頭上に光が生まれた。
詠唱も無しに生まれた魔力の波動にその場に居たものが凍りつく。実際は走りながら呟くほどの声で済ませた呪文があたりに聞こえなかったためはたからはそう見えたのかもしれない。ただ、瞬間、最強の名を関する召喚獣が光の裂いて出現したのは誰の目から見ても明らかな事実だった。。
「ゼルゼノン……!」
そういえばこの間、無限に連なる戦いの回廊にて誓約した機竜の事を、聞いたのを思い出して、息を呑んだ幼い声が驚愕と、ある種の憧憬を含んで響いた。機界最高位召喚獣の一、ゼルゼノンは獣属性を得てとする幼い召喚士には決して誓約することが出来ない憧れの一種である。いや、普通の召喚士が眼にすることは滅多に無いといっていい――己の得手とする属性以外の属性を召喚できる召喚士なんて一握りだ。その上、ネスティが呼び出したのはSクラスの召喚獣。得てとする属性をSクラスまで極めるのにも途轍もない努力と才能が必要だというのに、他属性をそこまで極めるなんてことは普通は不可能である。ミニス自身、己の適正である属性召喚を最高ランクのSクラスまで可能としているが他の属性の適性はないし、自分の得て以外の、他の属性の全てに召喚の適正を持ち、それすらをAクラスまで召喚可能としている化け物なんてトリスくらいしか知らない。というか、他にいない。無理矢理にでも他の例を挙げるとするなら――世界の王とその守護者を挙げざるを得ない。
誓約者よ、此処に貴方に継ぐ力を持つ人がいる。
確かにクレスメントの血筋の圧倒的な力を、トリスは静かに確実に受け継いでいた。トリス自身が例えどんなに無自覚だろうと、急速に目覚めた魔力はまるで本人すら飲み込むようで、幼い召喚士は余りの強力さと、強大な力を手に入れたにもかかわらず、あまりにも変わらないままのトリスに、戦慄を覚えたのだった。
その調律者をも、例え機属性のみとしても越える――それでも霊属性の最強の名を負う召喚の術をトリスは可能としているが――召喚者を、ミニスは初めて眼にした。しかも、いつも目の前にいた人物だ。融機人の調律者をも越える機界への順応性をそのとき確かに、ミニスはまざまざと目にしたのだ。
名にし負う、鋼鉄とオリハルコンの牙と爪を持つ、トリスすら呼び出せない機界最高位の召喚獣を。
「薙ぎ払え」
静かな声音に、目標をロックした機竜は緩やかに頭をめぐらせ瞬転し、狙い違わず主の命のまま、巨大なエネルギーを放った。
次の瞬間襲った圧倒的な振動と破壊力に、仲間達すら声を失う。
爆音、光、そして消失。
でこぼことした荒い大地に穿ったような穴と、あたり一面を文字通りなぎ払った平面な地表が一瞬敵だけでなく、味方をも沈黙に誘った。
かしゃん、と鍔鳴りの音だけが大きく穿った沈黙に響く。短剣を手に立つネスティにかける言葉を失いながらも、最早今の一撃で全ての魔力を使いきっただろう青年をかばうためにフォルテは前に出た。
窮鼠猫を噛む、という。今の衝撃から立ち返った、運良く生き残った敵が、彼の魔力が尽きたと気が付いたとき、何が起こるかわからない。
静寂が支配した一瞬を、フォルテの踏み込みと、我に返った敵頭目の召喚術が一閃した。沈黙はすぐさま恐れと慄きのざわめきに支配される。それは恐らく退却のための布石となる召喚だっただろう。
だが、敵陣のその思惑を無に帰するためにか――フォルテのすぐ側を紅い色彩が駆け抜けた。しゃん、と高い鍔鳴りと共に、短剣の刃を返す音がフォルテの耳に届いた瞬間には、幸いなことに高位召喚術に巻き込まれること無く、魔力が尽きた召喚術士を屠ろうと重たげな鉄斧を振り上げた敵が、つい先ほど脅威の召喚術を披露した青年に襲い掛かる寸前だった。
ケイナの弓でも間に合わない。忍びを素早さを持ってしてもシオンがそこまで駆けつけるには、ネスティが走り出た距離がありすぎた。
「危ない!」
「ネスティ、下がれ!」
誰の声だっただろうか。その紅い外套もろとも引き裂かれる、と全員が思っただろう。だが、振り下ろされた鉄の斧は鈍い音を立てて空を切った。紙一重でネスティが身を翻したのだと気が付いた時には、振り返りざま、短剣の柄が深々と相手のみぞおちにおちていた。鈍い音共に声も無く体を折った敵のがら空きとなった頚椎に、無造作なまでの動作で剣を振り下ろす。剣術の鮮やかな素早さとは正反対に、鮮烈な色をした外套はゆっくりと柔らかく、弧を描いて翻った。
その場に居たものの中で、何人の者達が彼の動きを正確に追っていただろうか。斧が振り下ろされた瞬間半歩身を引き紙一重で凶刃をかわし、引いた足で一瞬のうちに反転し、勢いのまま懐に柄を叩き込んだ。懐に飛び込んだ身を相手を蹴りつけるように引き剥がし、流れる動きで短剣を頚椎に叩き込んだのだ。
ざあっと砂塵を撒き散らして、ならず者はうめき声も出さずに地に沈んだ。
「これは……」
こんな場合であると言うのに、素直に感嘆しているだろう声音が、忍の匠の口から漏れる。いつも細い目を驚きに開いて、真面目に感心した声が隣でしたのに、フォルテは思わず固まった体を解いた。
「面倒だな……」
静かな声が、静寂に満ちた戦場に響いたのは丁度その時。ゆっくり体を起こし、先頭不能となった敵を冷徹に見下ろし、乱れた髪を長い指が掻き揚げる。一見無造作なまでの戦いぶりは流れるように、そのまま模範としても良いくらい無駄な動きの無い型だった。
「本来僕は頭脳労働担当なんだが……」
酷く淡々とした声音だった。だがそのそこに宿る意思は底冷えするほど冷たく冷徹で、赦すつもりは皆無だと聞いたもの全てに知らしめる。
「仕方ない」
ざ、っと砂を踏み剣を構えなおし今の戦闘で傷ついた眼鏡を外すと、かしゃんと無造作に放り出す。ひび割れたレンズが地に堕ちて砕け散る瞬間、たっと軽い音を立ててネスティの足が地を蹴った。
自分の目の前で彼女の血を流させたことを、赦すつもりは毛頭無かった。
「ネスティ」
思わず息を呑む仲間達の沈黙を破ってフォルテの声がする。それに返すつもりか、それともただの独り言なのか、彼の声は酷く冷静さに満ちている。
「久しぶりだよ、実戦は」
自分の後ろを追ってきたフォルテとシオンに目もくれず酷薄な笑みを浮かべ、徹頭徹尾冷徹な響きが声を彩って最後に響いた。



ネスは強いよ。
召喚士にしては何故か短剣術に長けている少女だと稽古の相手をしていたフォルテとシオン、シャムロック達特攻戦闘組にこともなげに言い放ったのは彼の妹弟子だった。
魔の力が施されている短剣は不思議なことにどんなに血糊を履いても曇ることは知らない。常に不思議な輝きを誇っていた。魔力の齎す不思議さに首をかしげたフォルテが、手入れをしなくて羨ましいとぼやいたことからその話は始まった。
「何言ってるの。剣の手入れするの楽しいくせに」
旅の途中、大雑把な性格からしてあまり想像付かないが、彼は実にこまめに自身の大剣の手入れを欠かさない。それは一度剣の道に踏み入った戦士としての本能と精神がそうさせているのだろう。ふとシャムロックはそんな事を思うが、少女の声にまあなあとフォルテは軽く手を上げて見せるだけだった。
「飯の種だからな。欠かすわけにはいかんだろ」
にやりと彼らしい笑みをみせ、フォルテは手にしていたいつも自分が帯剣しているには小さめの模擬の木刀を壁に立てかけた。
正体不明の騎士団との戦いが激化する中、召喚術だけじゃ物足りない、体力だって今のままじゃ戦闘中に尽きてしまわないとも限らない。魔力がなくなったときに独りでもせめて、逃げることは出来るようにとトリスは戦闘系の彼らにいつの頃からか稽古を頼むようになった。というより、彼らが鍛錬をしている中に混ざっていくというのが正しいのだが。彼らはよく懐く妹分のような少女を構うことを楽しみとして、態々自分の獲物を持ち変えてまで短剣を得てとするトリスの特訓に付き合ってやっていたのだ。
騎士の命に等しい剣を飯の種、と言いきられたシャムロックは思わず頭を抱えた。過去の彼を知るシャムロックにとっては如何様な葛藤が在るらしいが、ちらりと横目で垣間見たトリスは苦笑しただけで合えて声をかけることは無い。それはフォルテが自分の過去を、過去としてもう処理してしまっていることが解るからだ。誰だって穿り出されたくない過去を持つものだろう。触れられたくない以前の自分を持つだろう。
幼い頃に苦い思い出を抱く、トリス自身も同じことだったから、なおさらフォルテの過去には自分から彼女は関わろうとしない。いつも年より幼く見られる彼女は、こんなところで酷く大人びた客観性を見せることがあるのを、仲間の誰もが知っていた。
「でもまあ、フォルテがこれを持っちゃ駄目だよ」
自分も使っていた鍛錬用の木刀を置きながら、帯剣していた短剣をトリスは持ち上げて示して見せた。
「これは魔力が宿ってるから、召喚士専用なの」
精緻な装飾が施された柄には美しい輝石が、あしらわれている。古いが造りのよいものだ。細く華奢でフォルテたちの手にするには頼りないほど軽い剣だが、トリスの手に在ると、それは不思議としっくりとした。
「その召喚師専用、ってところがわからないんですけど」
ふと、可憐な少女の声が響く。側で見学組に徹していたアメルが首をかしげてとたとたとこちらへ近寄ってくるところだった。
「何で短剣には魔力が宿っているものが在るのに……つまり、召喚士専用の剣が在るのに、他の武器にはそういうのが無いんでしょう?」
大剣は勿論、槍も弓にも斧にも、宗教的に聖なるものと祭られている聖具と呼ばれるものはあれど、召喚士が実戦で使うものは杖以外はほぼ短剣だけだ。他は、少なくともアメルは知らない。
ええと、と首をひねるトリスはこういうのはネスティのほうが得意なんだけどと口の中でもごもご呟きながらも、一つ一つを思い出しながら腕の中の短剣の柄に手のひらを置いた。
「魔力が尽きたときのために、召喚士は防衛の手段として在る程度の武術は習得することが義務づけられてるの。少なくとも青の派閥では。召喚術を使うのは精神力だけじゃなく、やっぱり在る程度の体力も必要だしね」
確かに魔力が尽きた召喚士は実戦を請け負う戦闘員としてはあまりに役に立たない。真理の探究を旨とする青の派閥から派遣されることは少ないが、もし王都に仕えて軍属したりするならば、せめて自身の身くらい守れねば話にならない。
「魔力を強化するにはやっぱり杖のほうが一般的には強いから、短剣よりは杖で戦える棒術のほうが普及しているかな。でも棒術だと戦力にはなりにくいじゃない?だから扱いやすい短剣を使うようにもなったの」
そこまでいってトリスは苦笑した。
「といっても、自分の身を最低限守って撤退できれば十分だから短剣を習う人は少ないけれど――何で短剣が選ばれたかって言うと、確実な殺傷力がある点と、あと軽いから。召喚士ってやっぱりデスクワークが主なのね?みんな非力だから扱いやすい短剣に白羽の矢が立ったの」
非力、という言葉に思わず大きく肯いてしまうのはフォルテだ。十中八九自分の兄弟子の青白さに思い至っていたのだろう。そんな彼に、今度こそトリスは笑って首を振り、あっさり言い放ったのだった。
「ネスは強いよ」
と。
こともなげに言われた台詞にその場に居た全員がかの人一人を居浮かべた。
線の細い長身痩躯の青年だ。端正な顔の作りで冷徹な、鋭い視線は問答無用の強力無比な召喚術を次々繰り出す、青の派閥でも成績も能力も何もかもが飛びぬけた存在。だが失礼な事ながらその辺の女性より端麗――もとい端正な容貌と線の細い体の見目によって、全員が一つも漏れなくトリスの言葉を疑問を持って受け止めた。何を言われたか解らないというかのように固まる面々にトリスは至極あっさりとした事実を言うだけのように告げた。事実、其れは真実そのままのことだったのだ。
「魔力を秘めた短剣は、魔力の強化能力が強いのが多いのね。召喚士に携帯ができる殺傷能力の在る唯一の武器として、まさに体力無しな召喚士にうってつけの武器ってことで、派閥でも短剣に魔力を込める研究が行われたりもしてるから。まあ他にも色々な武器が対象になってるけれど主流なのはやっぱり、これ」
かしょん、と剣をトリスが鞘奔らせると、美しい銀色が線上に現れる。孕む光は酷く冷たく、ただの鋼では有り得ない強い力を秘め、且つ召喚士に与える。だが、だからこそこれは誰にでも扱えるものではなかった。
「だから、強すぎる力を制御できない人には与えられない、成績が優秀な人にしか習得が許されないの、短剣術は」
「まあ……」
口元を押さえて吃驚したまま大きな瞳を瞬かせた少女に、トリスは可笑しそうに笑う。彼の成績が優秀な事は疑うべくも無い。
鞘奔る光を確かめ満足げに笑むと、トリスは何かを思い出すように目を細めた。
「ネスは棒術でも強かったよ。形(かた)どおりなの。セオリーどおり、それが徹底的に身についていてだから応用を完璧にこなすの」
だから、ネスティは強いよ。
繰り返される言葉に、様々な思いを孕んだ沈黙がその場を制した。理知的で冷静で冷徹な召喚士たるかの人が、剣を持って戦う場面を全員が想像できなかったからに違いない。その沈黙の中、柔らかな笑みすら含んだ声が悠々と響いてのけたのは、その人の食えない性格によるところが大きいかもしれない。
「成績優秀者のみが、習得を許されるんですか?」
その言葉に秘められたシオンの真意を、トリスは然りと悟ってむうと頬を膨らませた。どうして其処を突っ込むかなあと子供っぽい仕草に込められた意思を悟っても、シオンは全く意に介す様子は無い。其れを悔しげに思う事すら無駄だ、とトリスはいつも思う。まるで柳に風なのだ。
「どうせあたしに許可は下りかなったよ。確かに。劣等生だし」
だった、ではなく、現在進行形で劣等生だというトリスに、この場に召喚術に明るい人間が居たらため息をついて頭を張り倒したくなるだろう。そのくらいトリスの成長は著しいのだ。血筋によるものも大きいのだろうが、それでも、召喚士にとっては手足にも等しい魔力の一切を奪われる程恐れられた――それ程の罪深いことをしたのも事実だが――クレスメントの真の力とは此処まですさまじいものなのか、と思わずに居られなかっただろう。まあ兄弟子に言わせて見れば実戦はともかく、机上での論説にはまだまだ及第点はやれない、というところなのだが。
元々丸みを帯びた頬を拗ねたように心持膨らませながら、短剣を手に、子供のような声でトリスが言う。
「あたしのこれはネスに教わったの。元々ネスが習得したとき師範に許可をもらったって言ってて、だからあたしも師範を口説き落としてネスを納得させて。だからあたしの短剣に関しての師匠はネスだよ」
だって、棒術より剣のほうが性にあっていたのだという少女にその場の誰もが苦笑した。確かに、この敏捷性や一瞬の機微を悟るセンスと素早さは短剣でこそ生かされるだろう。だが説き伏せられた兄弟子がどこか気の毒なような気がしないでもない。(それだけ容赦の無いしごきも待っていたのだろうが)
「じゃあ、トリスよりもネスティのほうが強いのか」
トリスをして、師匠と言わしめるからにはそうなのだろう。今も召喚士としては感嘆する程の剣の腕を持つトリスを知るフォルテは、呆れたようにため息をついた。この召喚士の兄妹弟子は何処までも常道から逸した生まれやら特性やらを持っているらしい。接近戦に強い召喚士などそうそう転がっているものではない。転がっていられたら、あまりに物騒である。
その言葉にトリスは深い黒にも似た紫色の瞳をすがめ、悔しそうに、けれど当たり前で、誇らしいことのように躊躇いも無く肯いたのだった。柄に置いた手が、僅かに高い金属の音を奏でた。
「一度も、勝てたことが無い」


目が覚めたのは、戦いに追われるような生活を始めてから、いつの間にか見慣れた邸宅の一室だった。
一国を敵に回した自分達を、気安く受け入れてくれた人たちがいともあっさり提供してくれた、有り難い宿。隠れるように身を寄せたあの日の、己自身の力の無さを痛感させられた焦燥は、今も焼け付く強さで、胸に鮮やかに残っている。心優しい少女が絶望と未来への展望の暗さに慟哭し、それを止める術を持たなかったあの時の。
それから戦って戦って、強くなりたいと願ってきた。それは兄弟子に幼い頃から今までずっと、自分が受けるべき罪と罰まで負わせて、守られるだけで何も知らずに居たと気が付いた時の思いとも、どこか似ている。
守られるだけの、無知な愚か者で居る自分が許せなかった。いつも自分を守ってくれた、傷だらけの背中にただ隠れるだけの自分が許せなかった。だからこそ、現実を受け入れ、強い力を秘めた罪人の末裔であることを受け入れ、自分は強くなろうとしたのだ。未だ心は痛むけど、今度は今までネスティが守ってくれた分まで、彼を間違いなく守れるように。
瞼と共に少女の顔に落ちていた影が揺れると、睫の先がそっと震えた。夢の残滓を引きずるように気だるい雰囲気が体に満ちている。いつもより遙かに増して体がだるいのは何故だろうか。
ふと瞬いた瞼の奥から黒紫の瞳が焦点を定めないまま天井を見上げていた。窓から差込んだ柔らかな日差しが天上に美しい陰影を描いている。
「…ん…ぅ…?」
声が咽喉に絡み付いて酷く響きが悪かった。茫洋とした意識をどうにかして引っ張り出そうと努力するもそれがとても難しい。参った、早くしないとあの兄弟子がいつものように怒鳴り込んでくるではないか。それがわかっていてでさえ、この睡魔に抗うのは多大な精神力を使う。どうしようもならない気だるさと眠気に何とか寝返りをうとうとトリスは首をそっと起こそうとした。
そうして間接部分を動かそうとした瞬間、体のあちこちにぴしりとすぐさま痛みが走った。眠そうに瞬いていた瞼が、苦痛に僅かに引きつると、持ち上げかけた腕はぱたりとシーツの海に落ちていく。力は全く入らない。何で、と思うまもなくちらりと視界の隅に垣間見えた己の体に、トリスは思わず瞠目した。日に焼けにくく、北で生まれたせいなのか元より色の白いトリスの肌に、いつもの血色のよさは無く、紙の白色をした細い腕にはそれよりもっと白い包帯が、幾重にも巻かれていたのだ。
守りたいと、思った。守られているだけでは嫌だと心のどこかで絶叫した。そんな夢の残滓がふわりとトリスを包んで、次の瞬間思い出す。己が戦いの場に身を置いて、その刃に迂闊にも倒れてしまったことに。
最後に視界に過ぎったのは深い緋色の色彩だ。自分を切り上げた鋭い凶刃の切っ先に滴る鮮血だったのだろうか。それとも、妬きつく痛みの中で無意識に探した、兄弟子の、外套の閃きだったのだろうか。
こんな時に至ってさえ自分は兄弟子をまだ頼るのか。自分の不甲斐なさのせいで倒れた時すら、背後を振り返れば彼が居て、無条件に助けてくれるのだと思っているのか。
「流石に……」
情けなさ過ぎやしないか。
掠れた咽喉から出てくる言葉は、声にはならなかった。けれど心の中で続けられた呟きの痛さに、トリスは思わず顔をしかめる。
幼い頃から喧嘩っ早いし脱走癖もさぼりぐせも結局つい最近まで治らず、破けた服の繕いから面倒ごとの後処理、幼い頃からずっとトリスの面倒を何でもかんでも見続けていた兄弟子に――トリスが負うべき筈の、神話の時代より積み重なる業も罪も背負っていた兄弟子に。まだ、自分は一方的に頼るのか。頼る術しか持てないのか。迷惑をかけるだけの存在でしかないのか。
今度はあたしが、と。きっと守ると、決めたのに。
噛み締めた唇の隙間から、溜息とも歯軋りとも似つかない音が漏れて出る。瞬いた黒紫の瞳が、ゆるゆると力なく閉ざされた。
ふわりと窓辺にかけられたカーテンが揺れている。広い庭に植えられた木々の緑の匂いが、僅かに開け放たれた窓から部屋に広がり、心地よかった。
ゆるりと眠気が体の中をたゆたっている。現実に負った傷は、確かに自分に爪あとを残して、体は回復のための眠りを欲しがっていた。けれど心に絡みつく傷痕が鎖のようにトリスをまどろみの世界へと行かせない。どれだけ、皆に心配をかけてしまったことか。どれだけ、みんなに迷惑をかけてしまったことか。戦闘の途中で怪我を負う事は不可抗力だ。だが意識を失い、かばわれる、荷物だけの存在になってしまったなど。
考えれば考えるほど暗い闇の中に落ちていきそうになる思考に、トリスはゆっくりと緑のにおいのする風を吸い込んで出来るだけ柔らかく呼吸を繰り返した。
今、することはなんだろうか。新しい空気が頭にゆっくりと回っていく。気の流れを感じ取ることが、精神の集中のためにとても大切なことなんだ、と自分に拳法を教えてくれた姉御肌のモーリンは教えてくれた。
この戦況の中、ただ独りでも戦力が欠けるのは惜しい。例え落ち零れの召喚士といえど、召喚術が齎す戦力は絶大なものが在る。一刻も早く、みんなで一緒に戦えるようにならなくてはならない。体力を回復させなくてはならない。
よし。閉ざしていた瞳を、固めた決意と共に開く。



続きが見つからな……ぃ…  orz

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ゆつき

Author:ゆつき
日々徒然。
何とか生き延びている。
うっかり突発小話ありけり。
何が出てくるか解らない。
おそらく切羽詰った精神状態で出てくる故注意が必要。


おねがいごと。
小話の続きは、コメントのほうに私が書き込んでいますので、小話への直接コメントはご遠慮くださいませ。

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